こんにちは☕
最近は年を重ねてきたせいか物事を複数同時に記憶しておくことが危うくなってきた今日この頃です💧
複数のことを同時に行うことをデュアルタスク(複数課題)と言います。
例えば、夕飯何にしようかなと考えながら歩いていると何もない所で躓いたり、別のことを考えながら台所に来たら何しに来たか忘れちゃったり…
皆さんは記憶や考えをまとめる方法として工夫されているものはありますか?
今回は、記憶の補助や考えをまとめるツールとして役立つMindMeister(マインドマイスター)についてまとめていきたいと思います。
無料プランから有料プランもありますので、名前も聞いたことない‼という方も名前は知っているけど使ったことが無いという方にも参考になればと思いますので、是非最後までご覧ください🐤
MindMeister(マインドマイスター)ってなに?
マインドマイスターは、Meister社が開発したマインドマップ作成ツールです。
2006年にMeister社が設立され、2007年にマインドマップ作成ツールとしてマインドマイスターをリリースし、今では世界中で2,700万人以上の人々が利用しています。
そもそもマインドマップとは、複数のキーワードを線で結ぶなどして樹形図状に断片的な概念を連想的に表現し、試行プロセスや全体像を分かりやすくしていく記録方法になります。
単純にキーワードを列挙する方法に比べて考え方の流れが視える化することで、全体像を掴みやすく、考えを整理しやすいのが特徴です。
私自身、このマインドマイスターを知ったキッカケとしては、リベ大の両学長のYoutube両学長 リベラルアーツ大学 – YouTubeを見たことでした。
後々知ったことではありますが、ブログ界隈の著名人ヒトデさんも活用されていますね。
マインドマイスター プラン概要
画像出典:【公式】MindMeister(マインドマイスター)
機能 | ベーシック | パーソナル | プロ | ビジネス |
---|---|---|---|---|
料金 | 無料/期限なし | ¥540/月 | ¥915/月/user | ¥1,410/月/user |
作成マップ数 | 3マップ | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ストレージ容量 | 0 | 0.5GB | 1GB | 10GB |
マップリンク共有 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マップメンバー共有 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メールサポート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
その他 | - | マップ印刷 ファイル&イメージ添付 変更履歴と復元 ゴミ箱/復元 | マップ印刷 ファイル&イメージ添付 変更履歴と復元 ゴミ箱/復元 チームメンバー チーム登録ページ | マップ印刷 ファイル&イメージ添付 変更履歴と復元 ゴミ箱/復元 チームメンバー チーム登録ページ グループ作成と共有 セキュアバックアップ 全マップ一括エクスポート 複数チーム管理者 カスタムチームドメイン |
エクスポート形式 | テキスト MindMeister | テキスト MindMeister Image Freemind | テキスト MindMeister Image Freemind Word PowerPoint | テキスト MindMeister Image Freemind Word PowerPoint |
料金に関しては、上表の通りですが注意点があります。
表記されている月額料金ですが、支払いは毎月払いではなく6ヶ月払いか1年払いを選択することになり、1年払いの場合上記金額を12ヶ月分+消費税で一括払いすることになります。
6ヶ月払いを選択する場合、パーソナルプランで料金が¥650/月、プロで¥1,100/月/user、ビジネスで¥1,700/月/userとなります。
表記金額は税抜きであること、支払い期間によって金額が異なることに留意しておく必要があります。
作成マップ数に関しては、ベーシックプランのみ上限3マップという制限があり、他のプランでは無制限で作成することができます。
マインドマップは研修、企画プロセス、思考整理、フローチャート、アイデア出しなど様々なシチュエーションで活用することができ、使い始めると多くのマップを作成することになっていくと思います。
どのような仕組みなのか使い方や使い勝手の確認をベーシックプランで試してみて、良ければパーソナルプランに移行するのが良いかと思います。
尚、ベーシックプランのマップ数上限は同時に作成できるマップ数が3マップということであり、不要になったマップを削除すればその分新しいマップを上限3マップになるまで新規作成することができます。
但し、削除されたマップは復元できない点には留意が必要です。
ストレージ容量に関しては、アップロードされた画像やファイル、その他の添付ファイルの全体的なストレージ容量となっており、ベーシックプランでは0GBになっていることから画像等のファイルを添付することはできません。
画像形式はJPEG、PNG、GIFで1データの最大容量は250MBとなっています。
基本的に1マップで20枚以上の画像を使用するとかでなければ、0.5GBのパーソナルでも早々すぐに上限を超えるようなことはないと思います。
マップリンク共有、マップメンバー共有に関しては、作成したマインドマップのURLを提示することで不特定多数のユーザーを招待したり、指定ユーザーをメールで招待して共同作業をすることができる機能です。
尚、招待相手ユーザーがマインドマイスターを登録していないユーザーでもマインドマップを閲覧することはできます。
メールサポートに関しては、技術的なことや料金に関することなど、メールでの問い合わせに対して専任のチームが対応してくれます。
基本的に使用方法などは単純で、そこまで使い方に迷うということはないので私自身問い合わせしたことはありませんが、専任のチームが対応してくれるというのは心強いかなと思います。
また、ビジネスプランになるとこれに加えて優先サポート&電話対応が追加されることになり、早急に対応してもらいたい場合などは有利に活用できます。
その他におけるマップ印刷に関しては、作成したマップをプリントアウトすることができるというものです。
ただ、このマップ印刷機能に関しては通常の印刷方法(A4やA3サイズ)だとマップ範囲にもよりますが、字が小さくなりやすくとても活用することはできないと思います。
個人的には印刷して活用するというものではなく、データとして残しておくものとして捉えておく方が良いと思いますので、この印刷機能に関してはほとんど活用していません。
変更履歴と復元に関しては、ベーシックプラン以上のプランで利用できる機能で、特定の編集ポイントを確認し、ヒストリービューを使ってあらゆる変更ポイントを確認、必要時には指定のポイントにデータを復元することができる機能です。
特に個人だけで作成しているマップよりも他ユーザーと共同して作成しているマップなどで活用することができ、誤った操作で重要な情報を消してしまった、大きくマップが崩れてしまった時などに活用することで問題を解決することができます。
チームメンバー、チーム登録ページに関しては、プロ以上のプランでで利用できる機能で、新規登録ユーザーが自動的にチームメンバーとして参加できるようになるチーム専用の登録ページになります。
チームメンバーとはつまり同じマップにおいて共同で作業するメンバーのことを指します。
パーソナルプランでもメールアドレスからの招待またはリンク共有にて他ユーザーを招待することは可能ですが、このプロセスを省いたものがチーム登録ページとなります。
グループ作成と共有に関しては、ビジネスプランで利用できる機能で、複数ユーザーでグループを形成し、マップを共有する際にグループを指定することで簡単に共有することができる機能になります。
セキュアバックアップに関しては、ビジネスプランで利用できる機能で、チームで作成共有されているデータをSSHやFTPS(暗号や認証の技術を活かして安全に通信するためのプロトコル)を通してバックアップデータが形成される機能です。
全マップ一括エクスポートに関しては、ビジネスプランで利用できる機能で、その名の通りすべてのマップを一括で指定の形式でのエクスポートをすることができる機能です。
仕事での活用になるとそれこそ多くの企画書やビジネスプランなどとして活用することができ、その数も膨大となりやすいかと思います。
いざエクスポートをする際に、この機能は非常に使い勝手は良いものとなります。
複数チーム管理者に関しては、ビジネスプランで利用できる機能で、ユーザー権限やライセンス、請求情報変更を行うことができる管理者機能です。
会社として社員の情報を必要時に変更できるようにすることで、手続き等をスムースに行うことができることになります。
カスタムチームドメインに関しては、ビジネスプランで利用できる機能で、ログインドメインをカスタムして設定することができる機能です。
ログインをする際には通常Gmailなどの個人のアドレスを使って登録することになりますが、会社として社員に利用させる場合に個人のアドレスを使用する必要がなくなるため使いやすくなるという機能になります。
エクスポート形式に関しては、プランによって上記表による形式でエクスポートすることができます。
但し、前述のようにマップの大きさによっては実用的なサイズでの出力が難しく、個人的な印象としては機能を使い切れない状況です。
オススメのプランは?
前述の通り、無料のベーシックから有料ではパーソナル、プロ、ビジネスプランがありますが、もちろん使用される背景によって活用しやすいプランというのは異なります。
以下は個人的な主観が9割9分9里入っていますので、ご留意ください。
プラン | オススメの背景 |
---|---|
ベーシック | 導入しようか迷っているケース まずは使用感を確認したいケース |
パーソナル | 個人的には最もオススメ‼ 個人使用を考えているケース 自身の思考プロセスの整理やアウトプットツールとして活用したいと考えているケース 研修時や企画提案時のプレゼン資料として活用しようと考えているケース |
プロ | 最も人気‼(公式より) 中小規模の会社で複数のユーザーにて使用するケース(一度の契約で複数のライセンス取得が簡単) 企画書等の共有資料として活用するケース |
ビジネス | 大規模の会社で使用が確定しているケース 既にプロ版を活用しており、拡張機能の必要性が感じられるケース |
導入前に感じた疑問点
- 無料のベーシックプランを使用できる期間とかはあるんですか?
-
無料であるベーシックプランには期間の制限はありません。
ベーシックプランのサービス内であれば、ずっと無料で使い続けることができます。 - 自分が作成したマップを他者に共有する場合、共有先のユーザーも有料登録しておく必要がありますか?
-
極端な話、共有先のユーザーがマインドマイスターに登録していなくてもマインドマップ自体を共有することはできます。
ただし、接続している際の表記が「ゲスト」となり、誰が接続しているかが分からなくなってしまいます。
無料登録自体は1分もかからずできますので、セキュリティの関係からも無料登録をすることをオススメします(有料登録の必要性はありません)。
マインドマイスターのメリット/デメリット
マインドマイスターのメリット
マインドマイスターのメリットは以下の通りです。
- 自身の思考プロセスを可視化し、整理できる
- 企画プレゼンなど他者へ説明する手順の組み立て、組み換えが容易
- プレゼン方法の差別化ができる
- ブレインストーミングなどのアイデア出し後の整理もしやすい
パッと思いついたことをそれを実際の行動に移せるようにしていくまでの流れとして整理することは、簡単そうで難しかったりします。
これを解決しやすくなるのがマインドマイスターで、思い付きのキーワードをバラバラに列挙したとしても後々繋がりが見えてくれば流れや順序などを組み替えて、実現性の高いロードマップとして整理することができます。
手書きで書くメモ帳やパソコン上の他アプリと異なり、1つのマップの下で書き込み修正ができるため、マクロの視点を持ちながらミクロの部分を調整するということもしやすくなります。
また、自身の考えのプロセスを整理できるということは、このアイデアがどのような流れで出されており、どのような形で実行に移されようとしているのか、ある意味頭の中を覗いてもらうような感じで相手に伝えられるため、理解を得やすくなりますし、逆に矛盾点や課題についての指摘も具体的に受けやすくなります。
プレゼンと言うとその多くはofficesoftのPowerPointを使用したものであり、どこかで見たデザイン、どこかで見た資料というような印象を受けがちです。
その点、マインドマイスターは世界的に見ると利用ユーザーは多いものの、日本ではまだまだ日常的に活用されているものではありません。
マインドマイスターで思考整理をしつつ、手順の組み立てを明確にし、パーソナルプラン以上で利用できるファイルや画像添付機能を十分に活用することで見たことがないようなプレゼン資料で聴いている人たちを驚かせることができるかもしれません。
事業企画などの最初の意見出しなどでは、ブレインストーミング等によるアイデア出しをすることがあります。
この場合、付箋でアイデアを書いてこれらを回収し、別個データでまとめるといったことをされている方も少なくないと思います。
マインドマイスターを活用すればクラウド上でブレインストーミングを行うことができ、かつ打ち直しなどの必要性はなく、意見の集約等も容易に行えます。
マインドマイスターのデメリット
マインドマイスターのデメリットは以下の通りです。
- 印刷やデータのエクスポート機能は若干手こずる
- 文字装飾等については難しさあり
マインドマイスターはマップの規模が大きくなるほど印刷するにはレイアウト面で難しくなり、加えてエクスポート先でも実用的なカスタム性は十分でないと感じます(個人的に)。
一方でクラウド上で行うには利便性が高く、他ユーザーとの共同編集も時と場所を選ばずに行えます。
文字装飾に関しては、1項目の全てを太文字にしたりフォントサイズや色を変更したりすることができますが、項目内の1部の文字のみを装飾することができません。
そのため、項目の文章をできるだけ簡潔にすること、強調したい部分は別個項目として入力して装飾するということが必要となります。
まとめ
今回、マインドマイスターはマインドマップを作りたいと思って探していたというわけではありませんでしたが、マインドマイスターを利用するようになって、自分の世界が大きく広がった感覚がありました。
それは大げさだろと思われる方も少なくないと思いますが、0→1のアイデアを出すことが苦手と思っていた私にとって、マインドマイスターによって思考プロセスを可視化+整理できるようになったことで、まずは自分の考えを自分で理解することができるようになってきたと思います。
他者に伝えるツールとしても活用できますが、アイデアについて自分が一番知り尽くしていると言えるように整理することができるのが一番の魅力かなと思います。
マインドマイスターの知名度も以前に比べて徐々に広がってきているようですが、まだ名前も聞いたことが無い、名前は知っているけど使ったことがないという方や私と同じように考えを整理することが苦手な方にはまずはベーシックプランで使用感を試してもらえると良いなと思います。
もしかしたら0→1ということだけでなく、1→100なんてことに繋がることがあるかもしれません。
マインドマイスターを検討するにあたって、この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました🍀
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